かずおのスピーチ辞典 作成編〜Suggestion〜

 

ここでは、Solvency [Suggestion] に関することを述べます。Solvencyは「解決策」で、Suggestionは「提案」なのですが、以下、どちらも「提案」という言葉でまとめています。

 

[Solvency (Suggestion)ですること]

Solvency [Suggestion] は、Causeを解決するものであって、Causeの裏返しでなければなりません。Problemの裏返しにしてしまうと、Causeをわざわざ示した意味が無くなります。ただし、Causeの無いスピーチでは、Solvency [Suggestion] は、Problemの裏返しになります。

 

Solvency (解決策), Suggestion (提案) = 問題への提案

1. 聴衆に関係があるか。

・政府や組織などに対する提案しかないスピーチより、聴衆が行動できる提案があった方が良い。

・単に情報を提供するスピーチ (Informative Speech) より、聴衆が行動できる提案があった方が良い。

2. 受け入れ易いか。

・Practicability (実行可能性)があるか。(本当にできるの?)

・Workability (実効可能性)があるか。(提案は、本当に効果があるの?)

3. 具体的であるか。(分かり易いか。)

・提案に5W1H(When, Where, Who, What, Why, How)をぶつけて、提案をより具体的にする。

・提案が、Cause→Problem→Harmを順に解決していく(或いは、Ideal Situationになる)過程を容易にイメージできるような書き方をする。

・解決したこと(状況が良くなったこと)を私たちは、どのように認識できるのか? (抽象的なトピックでは特に注意。Q&Aで聞かれるかも。)

4. Originalityがあるか。

・視点を他の人と違った視点 (今までに他の人が気づかなかったハッとするような新しい視点) に変えて提案を出す。

・他の人と同じことを考えない通説を否定する。(常識の裏をかく。) ただし、その考え方が「いかに本質的で正当であるか」ということを論理だてて説明、証明する。

ex )

高齢化社会に向けて、養護施設の建設など、お年寄りの保護をもっと整備すべきだ。(一般的な視点)

高齢者対策は過剰だ。なぜなら今日では、高齢者(65歳以上)は必ずしも弱者とは言えない。高齢者の80%は健常者であり、また、高齢者世帯の資産は30歳未満のそれの7.1倍に達している。(Originalityのある視点)

5. 既に実行されていないか。

6. 既に別の解決策で、解決、改善の方向に向かっていないか?

7. それが最善の提案か。(もっと他にいい提案がないか。)

8. 自分自身は何をしているか。

何かしている場合、それをした感想を簡潔に説明し、何もしていない場合、正直にそう言い、これからすぐにやってみたいと前向きな姿勢を見せる。また、スピーチのリサーチの段階で事実に気付いたので、それ以来、提案の行動をしているというとさらに良い。或いは逆に、自分が何かをすることによって変わったのなら、その転機に行ったことがそのまま提案になり、スピーチが生まれる。

9. Standard (明確な基準)

「〜までは良い」「〜を越えると危ない」という基準を出すことで、どこまで問題が進行するとHarmが起き、どの程度提案を実行すると問題が解決するかをはっきりさせる。(→ AnalysisのStandard 参照)

10. 提案が複数ある時は、

・スピーチ中に扱った全てのCauseを解決しているか。

・分かり易いか。

ex)Numberingをする。(ex. I have three suggestions. First, this is for us.)

・覚え易いか。

ex1)押韻によって提案を覚え易くする。(Reduce, Reuse, Recycle, and Reject)

ex2)複数の提案を最後にまとめて終わる。

11. DAはないか、またはDAが大きすぎないか。(提案をとっていいことが起こる一方で悪いことが起こるかもしれない。DAとは、その悪いこと。)

 

[Solvency (Suggestion)で注意すること]

Bodyの論理的な延長になるからBodyの全てを踏まえたものでなければならない。Bodyの中の1パラグラフでも、提案につながらない関係のないパラグラフがあってはいけない。

 

[Body, Solvencyのまとめ]

・本当にCauseがProblem、そしてProblemがHarmを起こし、SolvencyがCauseを解決するのか。

・BodyがConclusionを導くためのもの、ConclusionがBodyの延長になっているか。

 

[かずおの雑談]

スピーカーは、気付かないうちに(?)自分の誤ったLogic (論理) を正当化していることがよくあります。こうなると独りよがりスピーチになってしまうので、一度、自分のスピーチを誰か他の人のスピーチと無理矢理にでも思って、Logicを潰してみて下さい。それができない人は、ディベートやディスカッションセクションの友達に頼んで、Logic Chartを潰してもらいましょう。また、別の方法として、自分のスピーチの一文一文に"Why"をぶつけてみてはどうでしょう。これによって、それぞれの文のReasoning(理由付け)がなされ、スピーチがより論理的、具体的になります。

 

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