リンカーンのたった4分の素朴なスピーチを知るものは多い。
しかし、彼の前に2時間の雄弁なスピーチをした演説者はその名さえ知られていない。
「かずおのスピーチ辞典」では、スピーチの準備からスピーチを実際に行うまでの手順を紹介します。大学時代にクラブ (ESS) で英語のスピーチを専門にしていて、その時学んだことが元になっています。読み物的なものではなく、要点の箇条書きなので、スピーチを作った後のチェックリストとして使うといいかと思います。現在のところ、説明や例が十分でないので、スピーチをある程度知っている方しか理解できない部分もあるかと思います。少しずつ更新していきたいと思っています。
1. スピーチの上達の近道
・スピーチを愛すること。(^^)
・スピーチを知ること。
・スピーチをすること。(練習あるのみ。)
・何人かの前でする話。(某国語辞典)
・会合・パーティーなどに集まった人の前でする話。(三省堂スーパー大辞林)
・談話、演説。特に日本ではテーブルスピーチをさすことが多い。<明>「演説」と訳したのは福沢諭吉。(現代国語辞典)
・自分の言いたいことを他人に聞かせ、わかってもらうこと。(ある人の意見)
・相手に自分の言いたいことを心から納得させること。(ある人の意見)
・論理性をもった説得力のある話。(ある人の意見)
[かずおの雑談]
私のスピーチの定義は、「何人かの人と(アイコンタクトなどで)コミュニケーションをとりながら、何かを訴え説得し、行動を起こさせようとする話」であり、いいスピーチは、一つの芸術であるとも言えると思います。人それぞれスピーチの定義があるかと思いますが、自分なりのスピーチ論を持って、それを追求していって欲しいと思います。
目的別分類
・Persuasive speech ・・・ 聴衆 (Audience)を説得するスピーチ。
・Informative speech・・・ 新しい情報を提供するスピーチ。
・Speech to entertain (ex. After-dinner speech)・・・ 聴衆を楽しませるスピーチ。
・Recitation ・・・ 文学作品など自分以外の人の作品を暗唱するスピーチ。暗唱大会 (Recitation contest)でスピーチ力を競ったりする。
準備時間別分類
・Prepared speech ・・・ 自分で書いた原稿を暗唱するスピーチ。
・Extemporaneous speech (即興演説) ・・・ タイトルが与えられた後、約15分間準備して、メモを見つつ約4分間で行うスピーチ。
・Impromptu speech (即興演説) ・・・ ほとんど準備せず、即興で発表するスピーチ。
※ ちなみに私は、Persuasive speech を Prepared 中心でしていました。大部分のESSのスピーチセクションの方も同じだと思います。
[かずおの雑談]
「準備時間別分類」の説明は、ESS (英語のクラブ) で一般に行われている大会での大まかな定義です。だから、準備時間が25分だったら即興スピーチとは呼べないというわけでは決してありません。
Extemporaneous speech (即興演説)ですが、即興スピーチ大会では、スピーチが即興でないことが多いです。ある意味、Prepared speechよりも十分に準備がなされます。即興スピーチ大会で入賞する人のほとんどは、スピーチのネタをいくつか持っておき、そのうちの一つを与えられたタイトル (お題) と結び付けてスピーチしています。私が即興スピーチ大会で入賞した時も例外ではありませんでした。"letter"というタイトルが与えられ、私の持っていたネタ「情報化社会における情報の過信」についてスピーチしました。文字を文字通りに受け止めるなという内容です。何とも無理矢理ですが。(^^; 人によっては、Extemporaneous speechのためにPrepared speechを複数持っている人もいて、即興スピーチのはずが、きれいなデリバリーまでついています。本当の意味での即興スピーチを大会という形でするのは難しいですね。
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