サンフランシスコ派遣感想文

 

(「'97年度 海外派遣生感想文」に載った私の感想文より)

 町がミニチュア模型のように広がっていた。サンフランシスコ空港に着く直前に上空から町を見下ろすと、非常にきれいなアートともとれるような町並みが見えた。

 飛行機から降り、サンフランシスコの大地を踏んだ。気温は高いのだが、湿度が低く、からっとしていて気持ちの良い暑さである。"Kazuo!"という声が聞こえ、振り向くと、笑顔のホストマザーがそこにいた。彼女は、大変優しそうな顔で、私の不安を一気に消し去ってくれた。サンフランシスコ空港から車で東へ1時間、Tracyという小さな町に着いた。家族はみんな温かく私を迎えてくれた。こうして私の派遣生活第1日が始まった。

 その日からホストブラザーがいろいろなところへ連れて行ってくれた。毎日楽しく過ごすことができた。毎日が英語と文化の勉強だった。楽しい時間はあっという間に過ぎ、20日後、別れの日が来た。次のホストファミリーへ行かなければならなかった。しかし、全く悲しくはなかった。ホストマザーは、「いつでも帰っておいで! あなたは家族の一員なんだから」と言ってくれた。2年以内に必ず戻ってくることを約束し、"I'll be right back! (すぐに戻ってくるよ!)という言葉を残し、サンフランシスコを後にした。

 後半の20日間は、ロサンゼルスの東の小さな町Actonにいた。そこのホストファミリーも大変優しくしてくれた。その20日間の間に様々な国からの交換留学生の間でキャンプがあった。アメリカ人を始め、イングランド、ペルー、フランス、イタリア、オーストリア他いろいろな国の人と親しくなれた。みんなが英語でコミュニケーションをとっており、英語が国際語であることを再認識した。私は今、世界中の人々と話しているんだという感動があり、喜びがあった。ここでできた世界中の友達は、一生の宝物になると思う。

 この42日間を通して一番強かったアメリカの印象は、そのカジュアルさであり、みんなどこへ行ってもくつろいでいるように思われた。初めて会った人も何年も前から知っていたような雰囲気で話す。店へ行くと、客と店員が常に会話を楽しんでいる。こういった日本とは異なる雰囲気、文化を経験することにより、私の価値観は変わり、視野が広くなったように思う。これからの私の人生に大きく影響を与える42日間だった。

 このような素晴らしい機会を与えて下さった姉妹都市協会、ライオンズクラブ、そしてその他大勢の方々に心から感謝致します。ありがとうございました。

[後記]

結局、2年以内にサンフランシスコに戻るという約束は果たせなかったが、いつかホストファミリーに再会しに行きたいと思っています。

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