Diary in April '03

 


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イースター休みが明け、同時に課題の提出が終わりました。休みが明けたのに、気持ちは休みに入ったような感じです。今回の課題を出し終わって、5月下旬まで課題がありません!! 逆に言えば、5月下旬から6月上旬にかけて、かなり忙しいです。だから、5月上旬からゆっくりでも課題を始めておいた方が良さそうです。

今日は、DVDで「ロード・オブ・ザ・リング - 二つの塔」(the Lord of the Rings - The Two Towers)を見ました。ずっとわくわくしながら見ていました。今まで見た中でベストの一つに入る映画でした。まだ見てない方は、必見ですので、是非見て下さい!!

さて、話は変わってSARSですが、ネット友達が今、長旅に出ているのですが、北京にいます。北京の留学生には帰国勧告が出て、大変そうです。北京からの生の声は、kakuraさんのホームページで。

[今日の英語]

今、大変なSARSですが、"Severe Acute Respiratory Syndrome"の略で、「重症急性呼吸器症候群」と訳されています。

"severe"は、日本でも「シビアな」と言いますよね。日本語の「シビア」は「厳しい」という意味で、もちろん英語の"severe"も「厳しい、厳格な」という意味なのですが、ここでは、「重症」と訳しています。

"acute"は分かりますか?「先のとがった」という意味です。3/28の今日の英語で、"acute angles"というのをやりましたよね。先のとがった (acute) 角 (angle) なので、「鋭角」なのです。ここでは、その鋭い様子から、「(病気が)急性の」という意味です。

"respiratory"は、難しい単語ですが、"spire"が「息」の意味だということは 3/6 の今日の英語でかなり丁寧にやりましたよね。さらに、"respire"は、「呼吸する、ほっと一息つく、休息する」の意味だということは覚えていますか? "respiratory"は"respire"の形容詞で「呼吸の、呼吸器の」という意味です。

syndromeは、日本語にもなっている「シンドローム、症候群」です。

よって、"Severe Acute Respiratory Syndrome"は、「重症急性呼吸器症候群」と訳されています。

('03 4/29)

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4/22の日記で、マウスのマクロのことを書きましたが、今は古いパソコンに動いてもらっています。3/8の日記で、古いパソコンは、バングラデッシュ人に売る予定と言っていましたが、彼、急に「仕事を見つけるまでは買えない」と言い出しまして、今は一緒に住んでいないのですが、未だに連絡してきません。まあ、こういうことには慣れていて、前の日記を書いている時点で、実はこういうことになるんじゃないかと予想していました。世の中、無責任な人が多いですからね。

さて、古いパソコンと言っても1GHzのCPUに128MBのメモリなのでサクサク動いてくれています。SOTECのWinMEのパソコンなのですが、今は、英語版Win98が入っています。バングラデッシュ人の彼が買うからと言って、英語版Win98を入れた上に彼のパソコン環境に変えていってしまったのですけどね。さらに彼に入れて欲しいと頼まれたソフトをダウンロードしてあげたり、彼の要望で説明書を翻訳してあげたりしましたが、残念ながらそれらは全てゴミ箱行きになりそうです。

マウスのマクロとは別に、Perlとawk (両方ともプログラミング言語) も勉強する予定ですが、見るからに難しそう。でもできないことはなさそうなので、少しずつ勉強していきます。

[閉鎖] 「極めよYahoo Auction」のページを閉鎖しました。

[今日の英語]

今回は、かなりマイナーなコンピュータ英語を書きます。まず、マクロに関する英語から・・・。

macro recording and playback マクロの記録と実行

create [write, edit, execute, run] a macro マクロを作成する [((順に))書く, 編集する, 実行する, 実行する]

The main toolbar has icons for recording, stopping, and playing macros. メインツールバーには、マクロを記録、停止、実行するアイコンがある。

次に、Perlとawkというプログラミング言語の説明です。

- Perl (= Practical Extraction and Report Language) パール

テキストファイルの検索・整形や高度なホームページを作るのに使われるプログラミング言語ですが、「通信用語の基礎知識」から引用しておきます。

◇ プログラミング言語のひとつ。Larry Wall により開発された。Perl は Practical Extraction and Report Language (実用データ取得レポート作成言語) または Pathologically Eclectic Rubbish Lister (病的折哀主義のがらくた出力機) の頭字語。

◇ 行単位の文字列操作を特に得意とする逐次型の手続き型言語で。言語の機能に正規表現による検索・置換などを持っている。この正規表現は UNIX で良く用いられている sed などに類似した書式を用いるため, UNIX に慣れている人には違和感がない。

◇ Perl は処理の規模に勝手もしくは都合上の制限を付けたりしないという点が高く評価されている。メモリ容量さえ許せば, どんな大きなファイルであっても 1 つの文字列として管理できる。再帰呼び出しの深さにも制限はない. また Perl の特徴である連想配列で使われるハッシュテーブルも, 必要な分だけメモリを使うが, その大きさにも Perl としての仕様上の制限などはない。

- awk (= Alfred Aho, Peter Weinberger, Brian Kernighan いずれも米国のプログラマーで、 それぞれの頭文字から。) オーク

テキストデータをパターン処理するプログラムですが、以下、同じく「通信用語の基礎知識」からの引用です。

◇ 文書ファイルに対する各種操作を行なうための汎用プロセッサ。正規表現により入力された条件で挿入・置換・削除・書式変更などを行なう。

◇ また、Cに似たプログラミング言語としても利用できる。

僕は、テキスト整形に興味があるので、このPerlとawkを勉強したいのです。たまには、こういう「今日の英語」もいいでしょう。たまにはね・・・。(^^)

('03 4/25)

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2週間のイースター休み中ですが、来週の月曜日に授業が始まりますので、残り一週間を切っています。課題が進まず、さすがに焦りはピーク。去年書いたエッセイの内容も参考にしながら、何とか1500語くらいにはなりましたが、まだまだ字数が足りない上に、最終的に使えそうな内容は1000語も無いと思います。3000語〜4000語ですから、理想は3500語〜4000語くらいでしょうが、今回の課題は難しく、必要字数を満たすことで精一杯です。ネイティブでも知らない専門用語のオンパレードです。前回のエッセイの完成度の高さが嘘のように、今回、一転、苦しんでいます。

今はほとんど課題のみの生活になっていますが、少し前まではマウスのマクロを少し勉強していました。分からなければ、マクロはプログラムのことだと思っていただければいいのですが、マウスにある一定の指示を与えておいて、自動操作させるんです。マウスに触らなくても、指示を与えて寝ると、寝ている間に延々とその操作をこなしてくれるのです。15時間休み無しに動いてもらいました。おかげで、起きてからもパソコンがしばらく使えませんでしたが。何でそんなことをする必要があるかと言うと、英語の辞書環境の改善の為なのですが、オタクな話に突入してしまうのでやめときます。(^^; まあ、とにかく僕にとっては非常に便利なものなので、勉強しているのです。「ふ〜ん」と言われるだけでしょうが。(^^;

[今日の英語]

今回は、「必要字数を満たす」という大変高度な(?)英語表現を紹介します。この表現は、どの辞書にも載っていません。考えられる全通りを挙げると以下のようになります。

meet the word length

meet the required word length (シドニー工科大学科目概要より)

meet the word requirement

meet the word length requirement

meet the word-length requirement

例文を挙げると、

Be sure you have met the word length requirment before you send it.

Have you met the required word length?

「必要字数を満たしていない」と言いたければ、"meet"を"do not meet"とか"fail to meet"に変えるのです。

You will lose points if you do not meet the word requirement. (= if you fail to meet the word requirement.)

ちなみに「字数制限を越える」は、"exceed the word limit"と言います。

You should not exceed the word limit. More is not better! (字数制限を越えてはいけません。多ければいいというものではありません。)(シドニー工科大学科目概要より)

さらにもう一つ高度な(?)表現を紹介します。エッセイを書くときに「書けることは全部書いたのに、それでも必要字数を満たすことができない。これ以上何を書けっちゅうねん」ってことありますよね。(無いか? ^^;) さあ、この「ネタ切れする」「ネタが尽きる」を何と言うのでしょう。

run out of ideas (「アイデアが無くなる」ということです。ideasの代わりに"material"や"stuff"を使っている辞書もあります。)

exhaust one's repertoire (ネイティブが使っていた表現で、「〜のレパートリーが尽きる」ということです。)

この"exhaust"使えますか? "I'm exhausted."(疲れ果てた。)という使い方だけではないんですよ。"exhause"には、「(蓄えなど)を使い果す(use up)」という意味もあります。以下の例は、この2つの意味を見事に使った発言です。

たくさんの人が長々とスピーチをしたあと、最後にバーナード・ショーの番になった。拍手がやむと、彼は言った。

Ladies and gentlemen, the subject may not be exhausted. But we are. (BERNARD SHAW)

「皆さん、話は尽きませんが、私たちは力尽きました。(それだけ言って彼は座った。)」(バーナード・ショー, 英の作家,ノーベル文学賞受賞)

"But we are"の後に"exhausted"が省略されていますね。(^^)

('03 4/22)

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「ない、ない・・・」一昨日の夜は、一時間くらい健康診断の領収書を探していました。ビザの取得のために要るんです。「棚の上に他の書類とまとめて置いておいたはずなのに・・・」不可解に思いながら、ずっと探した結果、その棚の裏に落っこちていました。(^^;

というトラブルもありながら、昨日、遅れに遅れていたビザが、やっと認められました。(^^) でも一つだけ問題 (?) があります。修士課程は一年のコースです。でも僕は、Graduate Diplomaで取得した単位の振り替え認定により、半年でコースを終えます。ビザは、何と一年のビザ (来年の3月まで) が取れてしまいました。というのも、移民局に提出したシドニー工科大学の入学許可証に一年と書いてあるからです。まあ、本来は一年のコースですから、間違いではないのですが、やっぱり間違いです。(^^; もし、残り半年を学校に行かずに過ごしたら、その後、どうなるのでしょう。学生ビザとは、必要出席率を満たしていないといけません。でも、出席率以前に学校に行かないのですから・・・。まあ、修士課程以降の予定が決まってまずいようだったら、その後移民局に連絡したいと思います。博士課程に行くことが決まってすぐにビザを更新するとか、そのまま日本に帰って就職するとかならたぶん問題無いと思います。

移民局に行ってそのまま帰るのも嫌だったので、映画を見に行ってきました。あの"Mr. Bean"ことローワン・アトキンソン (Rowan Atkinson) 主演の"Johnny English"というコメディー映画です。前半は期待したほど面白くなく、ややうけが多かったのですが、後半にいくにしたがって、段々面白くなって、たまに爆笑させてもらいました。(^^) "Mr. Bean"のようなストーリー性に乏しいものよりも、こちらの方がずっと好きです。やはり、笑いとストーリーと両方で楽しませて欲しいです。今回は、恋愛もあり(?)です。日本での公開は分かりませんが、ホームページをざっと見た感じでは、未定とか今年の秋とか・・・。

さて、今日は課題に取り組んでいました。エッセイですが、リーディングばかりしていてまだ1語も書いていません。書き始めたいのですが、読まないことには書けないのです。やばいです。ちょいと風邪気味で、くしゃみと鼻が出て大変ですが、頑張ります。

[今日の英語]

"Johnny English"のジャンル (genre) ですが、"spy spoof"となっています。spoofとは、パロディー(parody)のことで、英国のコメディアンArthur Roberts(1852-1933)の造語で、彼によって発明され名づけられたゲームにちなんでいるそうです。Collins COBUILDの"spoof"の説明が面白いです。

A spoof is something such as an article or television programme that seems to be about a serious matter but is actually a joke. ("spoof"とは、真面目なもののように思えるが、実は冗談である記事やテレビ番組のことである。)

さて、"spy spoof"の訳ですが、「スパイ映画のパロディー」とか「スパイ・コメディー」となります。ジーニアス大英和辞典には、以下の用例が載っています。

do a spoof on [of] Western films 西部劇映画のパロディーをやる

ランダムハウスには、「パロディー」とは違いますが、以下の例が載っています。

The show was a spoof of college life. そのショーは大学生活を軽くちゃかしたものであった。

このspoofには、「だます」という意味もあります。"spoof oneself"は、自分自身をだますんですね。

The students spoofed the teachers.

spoof oneself out of one's gloom by drinking 酒を飲んで憂鬱を紛らす

パソコンに詳しい方なら、スプーフ (spoof)とかスプーフィング (spoofing) と呼ばれる行為をご存じでしょうか。「他人になりすまして[身元盗用して]不正侵入する、詐称[偽装]する」という意味がありますが、ビジネス技術実用英語大辞典第4版には、以下の2例が載っています。

spoofed email なりすまし[詐称, 偽装, 身元盗用]メール

The worm has the ability to spoof the From: field. このワーム(*ワーム型コンピュータウイルス)には、From[差出人, 発信元]欄を詐称[偽装, 偽造]する能力がある。

('03 4/18)

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休み中は、基本的に課題のエッセイに取り組んでいます。でもまだ書き始めていなくて、リーディングの段階です。他にしているのは、パソコンのファイル整理です。昔の懐かしいファイルなどが出てきています。それから、数学の本をまた買いました (3/28の日記参照)。今度は、ポケット本ではなく、ちゃんとした"Super Mathematics"という教科書です。2ドル (140円)で安売りしていました。実に英語の勉強になります。時間があれば、世界史も英語で勉強したいと思っています。

[今日の英語]

"Super Mathematics"の本から、問題文の例です。

Evaluate. (or Find the value.) 値を求めなさい。

Find the sum of 612, 629 and 5851. (和を求めなさい。)

Find the difference between 21074 and 3682. (差を求めなさい。)

Find the product of 70 300 and 10. (積を求めなさい。)

Find the quotient of 14 245 and 7. (商を求めなさい。)

和、差、積、商は、それぞれ、"sum (of A and B)""difference (between A and B)""product (of A and B)""quotient (of A and B)"と言います。「求めなさい」は、"calculate"(計算する)を使わず、日本語の「求める」の直訳風に"find"と言えばいいようですね。ついでに足し算、引き算、掛け算、割り算は、それぞれ、"addition""subtraction""multiplication""division"と言います。

「(問題の)答え」は、"Answer"ではなく、"Solution"と書かれています。算数や数学で「質問に答える」は、"Answer the questions."ではなく、"Solve the problems."ですね。

('03 4/14)

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火曜日は、歌のレッスン最終日 (歌の発表日) だったので行きたかったのですが、水曜日にはエッセイ提出。歌のクラスのみんなに会える最後のチャンス、みんなの歌を聴ける最後のチャンスでしたが、泣く泣く諦めました。行きたかった。。。本当に楽しい人が集まったいいクラスでした。

エッセイですが、締め切り当日 (水曜日) の朝まで頑張り、何とか書き上げました。今回は、非常に満足のいくエッセイが書けました。評価が楽しみです。(^^)

さあ、2週間のイースター休みに入りましたが、休み明け提出のエッセイはかなりハードなので、気合いを入れて頑張ります。

[今日の英語]

「エッセイを書き上げる」という表現を考えてみたいと思います。

finish writing an essayでもいいのですが (一部の辞書にもその英訳が出ていますが)、もっと口語的なイディオムをたくさん出しましょう。

write up an essay エッセイを書き上げる (一番、日本語の「書き上げる」に近い表現)

dash off an essay 急いで書き上げる (offが「離れる」という意味なので、「ダッシュで終わらしてエッセイから離れる」といった感じでしょうか。)

dash off an essay in one sitting 一気に急いで書き上げる (in one sittingは、直訳だと「一つの座りで」ですが、「一気に」という意味です。)

tear off an essay 一気に[急いで]書き上げる

hammer out an essay 苦労して[苦心して]書き上げる

この文脈では「苦労して完成させる」「苦心して案出する」という英和辞典 (英辞朗) の訳を使って意訳していますが、直訳では、hammer(ハンマー)という単語からお分かりのように「叩き出す」「打ち出す」で、実際、文脈によってはそう訳します。但し、日本語の「打ち出す」には「主義主張や新しい考えなどを強く表面に出す」意味がありますが、hammer out にはその意味はありません。以下に例を挙げておきます。

hammer out a policy 方針を練り上げる

hammer out a solution to the problems 問題に対する解決策を苦心して考え出す

また、「書き上げる」ではないのですが、"hammer out"が出たついでに、

crank out essays 機械的に[次から次へと、どんどん]エッセイを書く

churn out essays 機械的に[次から次へと、どんどん]エッセイを書く (上と同じ)

"crank [churn] out"は、「大量生産する、量産する」という意味です。3/10の今日の英語で、「リーディングをこなす」という表現 (handle a lot of readings) をやりましたが、この"crank out"でも「次から次へと量産する」ということから「こなす」の訳が出せます。だから、上の和訳を「たくさんのエッセイをこなす」としてもいいと思います。「大量生産」と言うと、工場の生産にしか使えなさそうですが、以下の例を見るとそうではないことが分かります。

John can crank a lot of work out in a single day. ジョンはたった1日で、たくさんの仕事量を機械的にこなせる。(NTC's American Idioms Dictionary)

She's able to crank out one best-selling novel after another. 彼女は苦もなくベストセラー小説を次々と生み出すことができる。(ビジネス技術実用英語大辞典第4版)

churn out four novels a year 毎年4冊ずつ小説を書きまくる (American Heritage Dictionary)

He churns out papers, but they are all about the same topic. 彼は論文を書きまくっているが、それらは全て同じテーマである。(WordNet)

英語の和訳を覚えることも大事ですが、そのイメージを掴んでおくと、表現が幅広く活用できて便利だと思いますので、和訳を見ながら、自分の生活のどんな場面でこの表現を使ってみようかと考えるといいかと思います。

('03 4/10)

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今日は風が強く、少し寒かったので、秋に入ったという感じです。これから少しずつ寒くなっていきそうです。

これから1週間は少し忙しく、来週の水曜日と木曜日に課題を提出し、2週間のイースター休み (Easter Break) に入ります。イースター休みは、キリストの復活を祝う祭日で、キリスト教徒にとってクリスマスと共に重要な祝祭日です。イースター休み明けには、エッセイ提出の締め切りが待っているので、休み中はそれで忙しくなりそうです。

[更新] オーストラリアのページを大幅更新し、「オーストラリア辞典」という名前にしました。とりあえずの公開という感じですが、今後、情報を充実させていきたいと思っています。

('03 4/3)

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