Diary in March '03

 


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昨日、去年の10/29に始まったサマータイム (Summer time, Daylight saving time)が終わりました。時計を1時間遅らせたので、日本との時差は、2時間から1時間に変わりました。全ての時計を1時間遅らせて元に戻さないといけません。

[今日の英語]

様々な時計の種類を英語で言えますか。

腕時計 watch, wristwatch

置時計 table clock

柱時計 wall clock

カッコウ時計 cuckoo clock

日時計 sundial

砂時計 sandglass, hourglass (主に1時間用)

(生物の)体内時計 biological clock, body clock, internal clock

('03 3/31)

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昨日、算数のポケット本 (12.95ドル, 900円) を買ってきました。ポケット本なので、練習問題などはなく、算数の用語や公式がまとめられています。日本でもそういう本ありますよね。テスト前の暗記用に使うような本です。目的は、算数用語を英語で覚えることです。我々英語学習者は、難しい英単語や表現をたくさん知っていても、例えば「台形」「円柱」「二等辺三角形」なんてネイティブの子供が言える簡単な言葉が英語で言えません。だから、僕は、ここらへんの単語不足を埋めたいと思っていました。この本をクラスの優等生のインドネシア人とカンボジア人に見せたら、目を輝かせていました。2人とも「どこで買った? 買いたい!」なんて言っていました。やはり、英語オタクには、この本の素晴らしさが分かるのですね。(^^) この本、面白かったので、数時間で一気に読んでしまいました。算数用語は、結構知っているつもりで知らないのも結構あったので勉強になりました。ちなみに算数は、小学校の時、得意科目でした。

[今日の英語]

昨日買った本のタイトルは、"The Pocket Basics for Maths and English"です。mathは、mathematics の略で、辞書には「数学」と載っていますが、この本の内容を見ると、九九の表から始まる算数の本です。算数の英訳として、arithmeticという単語はあるものの、ホストブラザーによると、math は arithmetic を含んでいるそうです。英国の辞書ロングマンの mathematics の定義は以下の通りです。

the science of numbers and of shapes, including algebra, geometry, and arithmetic

すなわち、少なくとも英国、オーストラリアでは、mathは、arithmetic (算数) を含んでいるということになります。さて、アメリカではどうでしょうか。アメリカ口語辞典には、以下のような記述があります。

小学校レベルの数学、つまり算数はmathではなく、ふつうarithmeticという。中学でも時としてarithmeticということがあるが、mathやmathematicsに比べて幼稚っぽい響きがあり、高校以上の数学の場合にはいわない。

ちょっと曖昧ですが、小学校レベルでは、「ふつう」arithmetic とあるので、math と言ってもいいということではないでしょうか。よって、どの辞書にも mathの和訳として算数を載せていないのですが、算数も数学も math で、そのうちの小学校レベル (時に中学校レベル) の内容を arithmetic と解釈しておいていいでしょう。さて、ここまで日本語の「算数」と「数学」は違うという前提で書いてきましたが、果たして日本語の「数学」は「算数」を含んでいるのかという疑問が突然沸いてきました。そこで、広辞苑を見てみましょう。

(1)(mathematics) 数量および空間に関して研究する学問。代数学・幾何学・解析学(微分学・積分学およびその他の諸分科)、ならびにそれらの応用などを含む。

(2)数についての学問。すなわち今の算術(arithmetic)。中国の「数学啓蒙」(一八五三年刊)以来、わが国でも明治一○年代まで、この意味に用いたことが多い。

以上の説明を見ると、明治10年代までは、「数学」は「算数」を含んでいたが、それ以降は、「数学」は、代数学、幾何学、解析学等に限定されたと解釈していいでしょう。ということで、math の和訳に「算数」を載せてもいいのではないでしょうか。僕が買った本は、math (算数) の本です。

以下、この本から、ネイティブなら誰でも知っていそうな表現を並べておきます。

整数 whole number または integer (インティジャー)

素数 prime

平方根 square root

菱形 rhombus (ロンバス) または diamond

台形 trapezium (トゥラピージアム)

辺、対辺 side, opposite sides

対角線 diagonal

鋭角 acute angles

鈍角 obtuse angles (オブテュー)

二等辺三角形 isosceles triangle (アイスリーズ)

正三角形 equilateral triangle (ークウィテラル)

足し算、引き算、掛け算、割り算 addition, subraction, multiplication, division

小数、分数 decimals, fractions

分子、分母 numerator, denominator

面積、表面積、体積 area, suface area, volume

円錐、円柱 cone, cylinder

角錐、角柱 pyramid, prism

とここまで書いて気付いたんですが、数学の内容も含まれているかも。どこまで算数で数学か忘れてしまいました。(^^;

('03 3/28)

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昨日は、母校の留学でやってきた生徒の先生と一緒に食事しました。おいしかったあ〜。今日の2時からの授業は、疲れていたので、少しぼーっとしていました。

[今日の英語]

ぼーっとするのはどう言いましょう。

すぐに思い浮かぶのは、absent-minded と daydream です。absent-minded は、mind (心) が absent (いて当然の時や場所にいない)です。daydream は、普通夜見るはずの dream (夢) を day (昼間) に見るんです。どちらもぼーっとした感じですよね。

absent-minded professor 学者ばか (学問に打ち込んで日常生活に無頓着な教授の典型)

Stop daydreaming! ぼけっとするな。(教師が生徒に注意を促す時など)

さて、僕が今日友達に使った表現は、"I'm out of it today." ("out of it" = ぼーっとして、だるい) でした。

Bill is really out of it. Why can't he pay attention? ビルは本当にぼんやりしている。どうして彼はよく注意していることができないのかね。

その他、half-hearted (身の入らない、気乗りのしない)なんて単語もあります。

half-hearted reply 生返事

half-hearted manner 中途半端な態度、気乗りしない態度

今日は、僕は、"out of it"で"half-hearted"ですので、これにて終わらさせて頂きます。

('03 3/24)

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今日は、僕の母校の生徒が半年の留学のため、シドニーにやってきました。僕は、この留学プログラムを質問に答えたりしてサポートをしています。学校に行き、みんなで見学し、皆さん、各ホストファミリーに連れられていきました。みんな、シドニーにわくわくしていて、いいなあ〜って思いました。僕も新しい場所に移ってまた新鮮味や感動を味わいたいです。

さっきメールチェックしたら、やっと移民局からメールが届いていました。ちゃんと申請ができていたようで、不法滞在者になることからは逃れられました。(^^) 4/17に移民局に行って、ビザが発行されるかどうか審査されることになります。

[今日の英語]

今日は、特にネタが無いので、移民局から来たメールの第一段落をコピーして高校の授業のように解説したいと思います。

Thank you for applying via the Internet. Your application for a Student Visa is currently being processed.

まず、最初の文のポイントは、viaという単語。"via the Internet"は、「インターネットで、インターネット経由で」という意味です。"on the Internet"や"over the Internet"でもいいです。この via は、飛行機でどこかを経由して行く時に使うことが多いです。"fly to Athens via Paris"(パリ経由でアテネへ飛ぶ)といった具合に使います。

次の文章でのポイントは、"student visa"(学生ビザ)が可算名詞だということです。visaは、数えられるかどうか一見分かりにくいのですが、数えられます!

さて、ややこしい文法に移ります。「is being processed」って何だか分かりますか? 何で"is processed"と言わずにこんなめんどくさい言い方をするんでしょうか? 能動文に直すと、We are currently processing your application for a Student Visa."と言いますね。この"We are processing"を受動態にすると、"Your application is being processed"になるんです。現在進行形を受動態にしても、やはり現在進行形のままで受動態になるんです。受動態とは、能動態を受け身にするだけで、時制は変えません。「僕は彼女に告白した」は、受動態では、「彼女は僕に告白された」になりますし、「僕は彼女に告白している」は、「彼女は僕の告白されている」になりますね。だから「処理している (be processing)」は「処理されている (be being processed)」になるんです。「処理する (process)」の受動態なら「処理される (be processed)」になります。分かりますか? これは、頭では分かっていても、TOEICなどでひょっこり顔を出すとできないものです。難易度は非常に高いです。あなたが移民局の職員だと仮定して、さくっと"is currently being processed"と書けますか?

('03 3/22)

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勉強をしながらたまにテレビを見ています。やはり戦争、気になります。オーストラリアがどのように戦争に関わっているかですが、CNN.co.jpからの記事を下に載せておきます。

CNN/REUTERS キャンベラ――オーストラリア国防省高官は21日、同国の特殊部隊兵士がイラク領内に既に潜入、イラク部隊の動向や空爆の対象となる軍の重要施設の特定などで情報収集活動を行っていることを明らかにした。

豪州政府は、対イラク開戦で、特殊部隊兵士150人を含めた兵力約2000人を派遣。戦闘機や戦闘艦艇も出動させている。ハワード首相は20日、対イラク攻撃にオーストラリア軍も加わっていることを確認していた。

アメリカ軍は、現在のところ順調だという発表でしたが、同時に大量破壊兵器(weapons of mass destruction)が使われる日が迫っているのかもしれません。

[今日の英語]

今日も昨日に続き、テレビをつけた時に表示されていた文字を扱います。

まず、"EXCLUSIVE CNN"とは何でしょうか。CNNとは、Cable News Network の略で、アメリカのニュース専門のケーブルテレビ局(有線テレビ放送)のことです。exclusiveには、「独占記事、スクープ、特種」という意味があります。CNNのスクープということですね。exclusiveとは面白い単語で、「排他的な」という意味が原義ですが、「(他の新聞社などに対して)排他的な」ことから「スクープ」という意味が出てきます。さらに「(特定の人たち以外に対して)排他的な」ことから「(特定の人たち)専用の」という意味もあり、「(お金のあまり無い人に対して)排他的な」ことから「高級な」という意味もあります。

an exclusive line [英]専用電話線 ([米]private line)

This room is for the exclusive use of women. この部屋は女性専用です。

an exclusive club 会員制の高級クラブ

exclusive shops [restaurants] 高級店[レストラン]

an exclusive school 名門校

an exclusive residential area 高級住宅地域

(以上、ランダムハウス英語辞典より引用)

次に、"Reuters : 〜" (〜の部分にはニュースの内容)という単語も出ていました。これは、ロイター通信社 (日本語のサイト) のことです。さらに言えば、ロイターとは、その通信社を設立した人の名前です。発音は日本語とほぼ同じ「ロイターズ」です。ロイター通信社は、世界初の通信社で、1850年には、パリからドイツの新聞社に伝書バト (carrier pigeon / homing pigeon) を使った配送便でニュースを送っていたそうです。1851年に本社をロンドンに移し、海底ケーブル (undersea cable / submarine cable) の発達に伴い世界中に広がりました。アメリカのAP通信(Associated Press, 米国連合通信社)、フランスのAFP通信(Agence France Presse, フランス通信社)と共に、最大の通信社の一つで、経済・外交問題の報道には定評があります。

('03 3/21)

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ついに戦争が始まりました。今日の昼、テレビをつけると、画面下に"BREAKING NEWS"という文字があり、バグダッドの様子が映し出されていました。どのチャンネルを見ても同じバグダッドの画面でしたが、日本でも全く同じでしょう。オーストラリア軍も戦争に参加しています。犠牲者ができるだけ出ないことを祈るだけです。

[今日の英語]

"breaking news"は、一般的な言葉なのにほとんどの辞書に載っていないのですが (英辞郎に「急報」という訳で載っているだけ)、「ニュース速報」という訳でどうでしょう。文脈によっては「たった今入ったニュース(によると・・・)」などとしてもいいと思います。newsは、不可算名詞 (数えられない名詞)ですので、ニュースの数を言いたい場合は、"a piece [a bit, an item] of news"と言います。advice を数えたい場合は、a piece [a bit, a word] of advice でしたね。何れの場合も a piece [bit] of は使えますが、ニュースの場合、an item of newsで、adviceの場合、a word of adviceも使えることに注意して下さい。breakingを使ったフレーズはたくさんありますが、かずおのお勧めのフレーズを以下に挙げておきます。

breaking and entering [entry] 住居侵入罪 (B & Eと略します。trespass (不法侵入する) という単語も重要です。)

breaking point (肉体的・精神的な)忍耐[抵抗]の限度、(人のストレスや我慢の)限界点

breaking ball (野球の)変化球、カーブ (curve, curve ball, bender)

tie-breaking home run 均衡を破るホームラン

tie-breaking vote 同点決選投票、決定票

record-breaking TV ratings in Japan 日本で記録破りのテレビ視聴率

record-breaking recession 空前の不況

ground-breaking 草分けの、革新的な (「草分けの」という訳と比べると面白いですね。)

ground-breaking ceremony 起工式、鍬入れ(くわいれ)式

path-breaking 道を切り開く、革新的な (ground-breakingと似てますね。)

back-breaking (仕事が)骨の折れる (これも、同じような発想で面白いですね。)

以上、"breaking"繋がりでした。楽しんで頂けましたか。

('03 3/20)

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今日は、一番忙しい日で、朝から夜まで授業。友達も固定し始め、だんだん生活がマンネリ化してきました。

[今日の英語]

今日は、電車に乗っていて目に付いた英語を並べてみます。

駅の壁には、いくつか英単語が書かれています。まず、矢印と共に書かれているのが、Lift(エレベータ)と"Way Out"(出口)です。アメリカ英語では、それぞれElevatorとExitです。(ただし、オーストラリアでもExitもよく使われます。) 切符を見ると、"Return ticket valid up to 4am after day of issue"(発行日から朝の4時まで有効の往復切符)と書かれています。"return ticket"は、アメリカ英語で"round-trip ticket"です。このようにオーストラリアでは、主にイギリス英語を使います。

駅によっては、"alight for Illawarra Line"のように書いている駅もあります。"Illawarra Line"は、御堂筋線などの「線」の名前です。「Illawarra線の為に明かりを灯そう」なんて訳したらいけません。(^^; alightには、「燃える、明かりを灯す」以外にも「下りる、下車する (= get off)」という意味があります。その後の"for"は何でしょう。"for further information"のforと同じ発想でいいと思います。「〜(for以下)を求めて、求めるならば」という意味です。 "for further information"は、「さらなる情報を求めるならば」なので、「さらなる情報につきましては」といった訳になり、"alight for Illawarra Line"は、「Illawarra線を求めるならば、下車して下さい」なので、「Illawarra線へ乗り換えられる方は、下車して下さい」とか「Illawarra線へお乗り換えの際は、下車して下さい」といった訳でいいかと思います。

では、電車 (train) に関するなぞなぞを一つ。僕のお気に入りのなぞなぞの一つです。

What is the difference between a schoolmaster and an engine-driver? (教師と機関士の違いは?)

One trains the mind and the other minds the train. (一方は、頭の訓練をし、他方は、電車に注意を払う。)

英語のなぞなぞは、単語力増強にいいと思います。言葉遊びなので、単語の2通りの意味を同時に簡単に覚えられたり、さらにちょっとした冗談にも使えます。

('03 3/19)

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今日は、学校から帰ってきて、フレンズを見ていました。シドニー在住の方の為に言うと、月曜日の7:30〜8:00に9チャンネルでやっています。毎週、見ています。(^^)フレンズYのDVDで英語 (主にリスニング) を勉強したので、出演者に非常に親近感があり、最初にこちらでテレビで見た時には妙に感動してしまいました。何というか、友達がテレビに出ているような感じです。DVDは、テレビで放送されたものを保存しているのですが、僕の感覚は、DVD (パソコン上)でいつも見ているのがテレビでやってるという感じです。

ここで、少し日本のコメディーとフレンズを比較してみたいと思います。日本のコメディーは、個人的には、フレンズを含め、アメリカのコメディーよりも面白いと思いますが、同じものを2度以上見てもあまり笑えないことが多いです。一方、フレンズは、見れば見るほど面白さが増します。もちろん言っている英語が見るたびにより分かるようになるということもありますが、もう一つの理由に、芸が細かく、何度も見ると、細かい演技が見えてくるのです。フレンズの出演者はみんな本格的な役者で (ですよね?)、喜怒哀楽をうまく表現できます。日本のコメディアンは、話す内容が大事で、高度な演技は重視されません。例えば、吉本新喜劇。本格的な役者の演技とは言えませんし、変な動きをして笑わせることはあっても、リアルな演技で笑わせることはありません。吉本新喜劇の結末部分は、感動的な場面が入ることが多いのですが、あの演技ではどうも感動できません。フレンズは、演技が本格的なため、笑いだけでなく、泣きもありです。フレンズYの最後は泣けます!

[今日の英語]

フレンズのようなコメディーを何というかご存じでしょうか。

sitcomと言います。situation comedyの略で、英和辞典では、「(ラジオやテレビの)連続ホームコメディー[ドラマ]」と定義されています。ロングマン英英辞典、Super Communications GlossaryGlossaryの定義をそれぞれ並べておきます。

a popular type of television or radio entertainment consisting of a series of amusing stories about the same set of characters

a popular and long-enduring genre of broadcast entertainment. Although a major ingredient of todays TV programming, the sitcom originated on radio in the 1920s

Slang that describes a half-hour television comedy

なぜか、15歳のホストシスター (英語ネイティブ) はこの単語を知らなかったですし、15歳のホストブラザー (英語ネイティブ) も「その単語は知ってるけど・・・」(この"・・・"が何を意味するのかはよく分からなかった) という反応でした。でも、ある日、ラジオでは、ばりばり使われていました。少し古い言葉で、15歳くらいの子供はあまり使わない (知らない) のかもしれません。

sitcomという単語が出てきたので、soap operaという言葉も紹介しておきましょう。

soap operaとは、英和辞典では、「(テレビ・ラジオの)連続(メロ)ドラマ」と定義されています。1920年代のラジオ放送で主なスポンサーが石鹸会社だったので、soap (石鹸) operaと言います。

"soap opera"は、「メロドラマ」と思っていたある日、Big Brotherというテレビ番組が典型的な"soap opera"と聞いたのです (信用できる確かな情報筋)。どんな番組かと言うと、一般応募で選ばれた素人の男女5人ずつ計10人くらいを一緒に生活させて、それを24時間カメラで監視し、そのダイジェストをテレビで放送します。人気投票 (視聴者も生活している人も投票) で、評価の低かった人が毎週一人ずつ抜けていき、最後に残った人が賞金を獲得できるといった内容です。これは、確かに作られたドラマではありませんが、立派な人間ドラマです。確かに連続ものではあります。生活の中で恋愛も当然ありなので、メロドラマと言えないことはないです。ただ、僕はそれまで、Big Brotherは"game show"のようなもので、"soap opera"とは、思ってもみなかったので、驚いたのを覚えています。個人的には、英和辞典の方が英英辞典よりも好きなのですが、こういう時には英英辞典が有用です。以下、"soap opera"のWordNet英英辞典と Super Communications Glossary の定義です。英和辞典よりずっといい定義ですね。

a serialized program usually dealing with sentimentalized family matters that is broadcast on radio or television (frequently sponsored by a company advertising soap products)

A broadcasting genre that originated on radio and now provides popular entertainment for both daytime and sometimes prime time television. Named after the original radio sponsors, soap companies such as Procter & Gamble.

('03 3/17)

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昨日、もう一度ビザの申請に関する注意書きを読みました。すると、3営業日以内に連絡が来ると書いてあります。もう1週間になるので、電話しました。すると、今、移民局は忙しい時期だから心配するなということでした。今日、ビザが切れますので、きちんと申請できているはず、と思うしかありません。

最近、ある留学プログラムのサポートを始め、そちらの掲示板にたくさん書き込んでいます。こちらがあくまでメインなので、こちらの書き込みも頑張ります。

[今日の英語]

ビザの申請に関する注意書きからの文章です。

You will be contacted by this Department within 3 working days to advise you of your next step.

この文のポイントは、"within 3 working days"(3営業日以内)という表現と、"advise 〜 of --- "でしょう。

advise は、advice (アドバイス、助言、忠告) の動詞形で、綴りも発音も名詞形の advice と違います。発音は、advice (名詞形) が「アドイス」で、advise (動詞形) が「アドイズ」です。advise の意味は、普通、「アドバイスする、助言する、勧める、忠告する」ですが、ここでは、「知らせる、通知する」という意味になり、この意味では、"of"が使われることが多いです。「知らせる、通知する」という意味の advise の類義語を並べておくと、日常使われる tell、少しだけ正式な inform, notify、さらに正式な文書でよく使われる advise, apprise。上の文は、移民局がビザに関して記した文章ですので、かなり正式な文書ですので advise が使われています。ここで「正式な文書でよく使われる」と言っているのは、「通知する」という意味の advise であって、「助言する」という意味の advise ではありません。

advise という動詞を聞いて、何か重要な文法項目を思い浮かべられますか。TOEICでも出てきます。

I advised him that he study harder. 私は彼にもっと勉強したほうがいいと忠告した。

"studies"ではなく、"study" なのです。或いは、"he should study harder"としてもいいです。理由の分からない方は、辞書で advise を調べるか、文法書の「仮定法」の「仮定法現在」という項目を勉強しましょう。それと、これは、普通の「忠告する」という意味ですので、正式な文書でもなんでもありません。正式な文書で使われるのは、advise が「通知する」という意味の時です。

今度は、名詞形の advice という単語を聞いて、何か重要な文法項目を思い浮かべられますか。これもTOEICで出てきます。

「助言を与える」は、give a piece [a bit, a word] of advice、「助言を求める」は、ask one's advice [ask someone for one's advice]、「助言に従う」は、follow [take, act on] one's advice と言います。そこで注目して頂きたい点は、× give an advice とは言いません! advice は、通常、不可算名詞 (an/one advice, two advices とは数えられない名詞) なのです! ジーニアス英和大辞典によると、日本語の「ワンポイントアドバイス」は、some advice か a piece of advice という訳でよいとあります。

まとめると、TOEICの文法問題で、動詞形の advise が出てきたら、仮定法現在の問題で、動詞の形の間違いが答えである可能性が高く、名詞形の advice が出てきたら、可算/不可算名詞の問題で、× give a good advice などという冠詞の間違い (正しくは、give good advice) が答えである可能性が高いのです。

最後に、前にも言った語源について一言。advise の語源は、ad- (aspire の a と同じで「〜に」) + vise (見る)です。なぜ advise が「見る」かということになりますが、リーダーズやランダムハウスには、advise の訳語として「意見する」というのが載っています。この「見」と同じ発想です。もっと分かり易く言えば、advise とは、「自分なりのある事柄に対しての (ad) 見方 (vise) を述べる」というのが語源です。visual (視覚の) の vis と同語源です。他にも、view, review, preview, interview, visit, visible, vision, television, revise, revision, supervise, supervisor 等、挙げていたらきりがない程たくさんありますが、興味があれば、私が紹介している語源辞典などで、ご自分で調べてみて下さい。

そう言えば、米国コンパック社が提供する"Alta Vista"という名前の有名なサーチエンジンがあります。ジーニアス大英和やランダムハウスを調べても「サーチエンジンの名前」としか出てきませんので単なる固有名詞か英語以外の言語 (イタリア語?) でしょうが、意味は、語源の知識を活用すると、Alta (高い) + Vista (見る) なので、高いところからざっと見渡すようなイメージを持たせた名前 (或いは、そういったイメージの普通名詞) だと思います。もしそうだとすれば、サーチエンジンの名前としてはぴったりですね。こういうイメージは、ネイティブスピーカーには (帰納的に) 出来ますが、我々日本人としては、難しいでしょう。語源を勉強すると、(演繹的に) ネイティブと同じような感覚を身につけられると思います。誰か、"Alta Vista"の意味を知っている方がいたら教えて下さい。

('03 3/15)

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今週の授業が終わりました。さあ、これから月曜日までは、毎日リーディング頑張ります。

ビザの連絡はまだ無し。

('03 3/13)

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まだ、移民局から連絡が来ない! ちゃんとビザの申請が出来てブリッジングビザが発行されたのか心配。不法滞在者にはなりたくないですからね。

[更新情報] 昨日の「今日の英語」の「その他」で始まる段落を更新しました。

('03 3/11)

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今日は、1コマ授業がありました。今のところ、かなりいい感じできています。科目が去年より全体的に興味があるものが多いというのもありますし、既に去年習ったことと重なる部分もありますし、計画の立て方や多くのリーディングをこなすコツを覚えたということもうまくいっている理由として挙げられます。

ホストブラザーが友達から宇多田ヒカルの中国語版CDを借りてきたので、貸してもらいました。当然、歌は日本語なのですが、ジャケットは中国語です。宇多田ヒカルは中国語では、「宇多田光」と書きます。発音は、漢字を中国語読みするので、日本語の発音とは全く違います。「ウタダヒカル」と言っても分かってもらえないでしょう。ちなみに、英語では、なぜか「ユタダヒカル」らしいです。Uを「ウ」でなく「ユ」と読むのですね。韓国人は、宇多田ヒカルを知りません。中国人は日本の有名人をよく知っていますが、韓国人はあまり知りません。だから、中国人に会ったら、好きな芸能人の名前を書いて見せてみましょう。発音は違うので発音しても分かってもらえませんが、漢字を見せると分かるので、話が弾むはずです。(^^)

[今日の英語]

今日は、「コツ」に関する英語にします。

僕が「コツ」の訳として思い浮かべる単語は、tipとknackです。どの和英辞典も「コツ」の訳語として"knack"を挙げており、"tip"を挙げている和英辞典 (さらには、"tip"に「コツ」という和訳を載せている英和辞典) は一つもありませんでした。辞書に従えば、tipは「ヒント、秘訣、秘法」という訳で、例えば、英和活用大辞典には、以下のような例が挙げられています。

Any tips on saving a little money? お金を少しためるヒントが何かありますか。

"knack"を使って、「多くのリーディングをこなすコツを覚えた」と言いたい場合は、以下のような訳でどうでしょうか。

I've got the knack of handling heaps of readings.

「こなす」が訳しにくいのですが、ここでは"handle"を使ってみました。"heaps of"は、オーストラリア英語の口語で"lots of"と同義です。readingは、数えれそうにないのですが、科目概要(subject outline)を見ると、いつも複数形で使われています。

その他、「コツを掴む」という意味のイディオムでは、"get the hang of it"とか"learn the ropes"などがあります。"get the hang of it"の"the hang"は、「コツ、正しいやり方」という意味で、"get the hang of"の後に具体的に名詞や動名詞を続けてもいいのですが、慣用的に"get the hang of it"で使われることが多いような気がします。"learn the ropes"の語源は、帆船をうまく走らせるための船上でのロープのさばき方を学ぶことから、船上での仕事に慣れるという意味になり、コツを掴むを表すようになりました。僕が一番よく使うのは、"get the hang of it"です。

日本人は、概して難しい単語をたくさん知っているのに、どうもイディオムになると、高校レベル(大学受験レベル)のイディオムしか知りません。一度、真剣にイディオムに取り組んでみると、表現や理解の幅が広がっていいと思います。

('03 3/10)

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今、バングラデシュ人と一緒に住んでいます。彼は、専門はITなのですが、趣味で日本語を勉強しています。挨拶程度の日本語しか聞いたことがないので、おそらく初心者レベルです。そんな彼が、昨日、僕の古いノートパソコンを買いたいと言ってきました (僕は、1月に新しいノートパソコンに買い換えました)。フリーズしまくるよとか、バッテリーがおかしいよとか、問題点を言ったのですが、それでも、自分で何とかするから売って欲しいというのです。しかも、スペック (パソコンの性能) も全く言わないうちに、交渉は一切せず支払うので、お金のない現状を理解した上でできるだけ安値を提示して欲しいというのです。僕のは日本語版だから、英語版Windowのパソコンを買った方がいいじゃないかと言ったのですが、日本語を勉強しているのでこれでいいと言うのです。ネットオークションでの僕のパソコンの値段を参考に、トラブルのある分の値段を差し引き、妥当な値段を決めて売る予定です。

[今日の英語]

今日は、「バングラデシュ」という単語です。インド (India) とミャンマー (Myanmar) の間に位置し、旧東パキスタン(East Pakistan)で、1971年にパキスタンから独立した国です。人口1億3,743万9千人なので、日本とほぼ同じです。国旗も、日本の白い部分を緑にしたら、バングラデシュの国旗になります。ただし、真ん中の丸は風になびいても中央に見えるようにわずかに旗竿側に寄っているということです。ちなみに、旧西パキスタン(West Pakistan)は、現在パキスタンになっています。以下、カッコ内は発音で、大きな文字の部分にアクセントがあります。

Bangladesh (バングラシュ) バングラデシュ

Bangladeshi (バングラシィ) バングラデシュ人、バングラデシュの、バングラデシュ人の

Dacca (or Dhaka) (ダーカ) ダッカ、バングラデシュの首都

英語の上級者でも、人名、地名の発音になると急に弱くなります。日本語読みでもいいとは思っていないものの、ついつい読み飛ばしたり聞き流したりして、覚える努力を怠ってしまいがちです。僕の場合、固有名詞が出てくると、必ず発音を調べています。固有名詞は発音できるとかっこ良く、発音できないとかっこ悪いような気がします。例えば、英語の流暢な人が、音楽の話をしていて、「ベートーベン(Beethoven)」「バッハ(Bach)」「モーツァルト(Mozart)」とかの固有名詞だけカタカナ読みになったらどうでしょうか。僕は、外来語(カタカナ語)には、特に敏感です。是非、「固有名詞も普通名詞と同じ英単語」という認識で覚えていってもらいたいと思います。

「今日の英語」5回目になりますが、どうでしょうか。良かったら、ご意見、ご感想、提案など、何でも頂けたらと思います。

('03 3/8)

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昨日は、9:30pmから4:00pm過ぎまでネットをしていました。6時間以上ということになります。ビザのオンライン申請をして、専門の本を注文して、今日の英語を数時間かけて書いていました。単語の訳を複数の辞書で調べて、訳を選ぶだけで相当の時間を費やしました。是非、読んで下さい!!

[更新情報] 昨日の「今日の英語」の単語リストの訳や単語リストの下の文章を更新しました。

('03 3/7)

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今日、やっと入学許可証が届き、先ほど移民局のホームページでビザの申請を終えました。ビザが切れるまで後わずか9日というぎりぎりの申請でした。これで100%ビザが発行されるわけではないのですが、とりあえず、移民局がビザの審査をしている間は、学生ビザが発行されるまでのつなぎのビザ (ブリッジングビザ、bridging visa)でオーストラリアに滞在することになります。

[今日の英語]

「9日後にビザが切れる」というのを英語で言ってみましょう。

My visa expires in nine days. 或いは、My visa runs out in nine days.

現在形を使っているのは、現在形の用法の一つに「確定的な未来・予定」を表すというのがあるからです。今までのビザが切れるのは、どう頑張っても変えられません。もちろん、そのビザが切れる前に更新することは可能ですが、細かいことは言わないようにしましょう。

さて、expire (イクスパイアー)という中級レベルの単語をご存じでしたか。こういう単語って似たようなのがいっぱいあって覚えるのは大変ですね。でもTOEICでは、類型の単語群から選ばせる問題 (例えば、A. inspire, B. expire, C. aspire, D. conspire) が出ますので覚えておきましょう。そういう場合は、単語の語源からのイメージでまとめて覚えるんです。ex は、「外 (out)」を表すことはご存じですよね。exit は、出口 (外へ出る場所) ですし、exclude (除外する), export (輸出する)などもこの ex です。spireは、「呼吸する (breathe)」という意味です。だから、expireの原義は、「息を吐き出す」で"breathe out"と同じ意味です。ex がoutで、spire が breathe なので、expire の意味は"breathe out"だなんて実に簡単だとは思いませんか。これは偶然ではなく、このような「そのままやんか〜」っていう単語はたくさんありますよ。

話を戻して、expire は「息を吐き出す」の意味から派生して「息を引き取る、亡くなる」という意味もあります。息を全て外に吐ききってしまったのですね。この場合の ex の out は、"run out (無くなる)"とかのoutをイメージすれば分かり易いでしょう。息が out (無くなる)をイメージすれば、expire が「死ぬ (die)」の婉曲語「亡くなる」という意味になることも頷けます。

さて、問題の「(ビザなどの期限が)切れる」ですが、最初に書いたように、My visa expires = My visa runs out で、やはり"out"なんです。「ビザが切れる」という意味の expire の ex は、人の out (亡くなる) ではなく、物が out (無くなる) の状態になるんです。ビザの期限が無くなって切れてしまうんです。いろいろな契約が切れてしまうんです。運転免許証でも、購読予約でも、保証や著作権でも、さらには法律、権利、任期でも expire してしまうのです。この自然な延長で、「満期になる」なんて訳も生まれてきます。辞書は、いろいろな状況に対応できるようにたくさん訳を載せていますが、結局、原義のイメージの延長なのです。

以下、"spire"語源の単語です。ご自分で「息、呼吸」のイメージを膨らませて単語のイメージを感じ取って下さい。

spirit (キリスト教で、神が生命を吹き込む)息、精神、心、霊、霊魂、元気、気力、活力、気迫、熱情

 the spirit of God 神の息吹

 spiritual 精神的な、心の、霊的な

spiracle (昆虫の)呼吸孔、喚起孔、空気孔

sprightly 元気な、陽気な、活発な

perspire (per = 通して) (皮膚を通して呼吸することから) 発汗する、発汗させる

 perspiration 発汗(作用)、汗

aspire (a = adの変形 = 〜に) 熱望する、切望する

 aspiration 熱望、切望、吸気、呼吸、気息音(法)

conspire (con = 一緒に) 共謀する、陰謀を企てる、協力する

 conspiracy 共謀、陰謀

 conspirator 共謀者、陰謀者

expire (ex = 外に) 息を吐き出す([反]inspire)、息を引き取る、亡くなる、(期限が)切れる、満期になる

 expiration 息を吐き出すこと、呼気、終了、満期、満了

 expiration date (米) 有効期限、賞味期限

 expiry date (英) 有効期限、賞味期限

inspire (in = 中に) 吸い込む([反]exspire)、(思想, 感情など)を吹き込む、鼓舞する、活気を与える、希望を与える、激励する、感激させる

 inspiration 呼気、息を吸い込むこと、霊感、インスピレーション、感動、感激、激励、鼓舞、感化、刺激

respire (re = 戻す) 呼吸する、ほっと一息つく、休息する

 respiration 呼吸、呼吸作用、一呼吸、一息

suspire (sus = subの変形 = 下に) ため息をつく、呼吸する、嘆息する

transpire (trans = 通して) (皮膚・粘膜を通して)水分を発散する、(植物が葉の気孔を通して水分)を失う、(秘密などが)漏れる、知れ渡る

僕は、conspireという単語を聞くと、数人が集まって息が漏れてくる様子、ひそひそ話が聞こえてくる様子を無意識に思い浮かべています。そして、spireという響きを聞くと、「息」を無意識のうちに感じるんです。aspireと聞くと、単に望んでいるのではなく、犬のように息をはあはあさせながら、「熱望」している様子が伝わってきます。respireは、息を取り戻す感じですし、transpireだと息が漏れてくるようなひそひそ話がみんなの間を通って駆け抜けていく (漏れる、知れ渡る) ような感じです。日本語で、「外国人」とか「問題外」とか聞くと、「がい」の響きから無意識のうちに「外(そと)」を感じているのと同じことです。

単語は、こうやってイメージしながらまとめて覚えるんです。そうしないとすぐに忘れてしまいます。特にTOEIC900点以上を狙っている方は、是非、語源で単語を覚えるということを実践して頂きたいと思います。単語の訳を忘れても、イメージが残っていれば、後は文脈から推測できますので、TOEICでは正答できますし、普段のリーディングでも大意を掴むのには支障を来しません。できれば、上に挙げた単語を辞書で調べて、例文の中でイメージしながら覚えて下さい。語源の参考書は、「英語お勧め参考書」のページを参考にして下さい。

[更新情報] 昨日と今日の2日分の日記を同時にアップしました。昨日の「今日の日記」と「今日の英語」も一緒に読んで下さい。

('03 3/6)

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昨日は、歌のレッスンを休みました。と言うか、もう行くつもりはありません。楽しい人が集まっていて、すごくいいクラスなのでもったいないとは思うのですが、リーディングの量が多いので、やはり専門に時間を費やすことにしました。

授業のスケジュールが一部変更になり、水曜日は、非常に忙しい日になります。授業が11:45amに始まり、休みを挟みながら、9:00pmまで続きます。計6時間の授業です。今日は、早速アジア系の友達が3人できました。韓国人の男 (3/3の日記で書いた彼)、中国系オーストラリア人の男 (英語と広東語の両方のネイティブと言ってもいいでしょう)、中国人の女の子です。やはり、アジア人は自然と集まるものです。外見が似ていますし、お互いに話しやすいですし。まあ、僕の場合、日本人は必ず避けますけどね。(^^;

[今日の英語]

水曜日の忙しさをどう表現しましょうか。僕が一番よく使うのは、"very busy"です。また、たまに"hectic"(ヘクティック)という単語を使うこともあります。この単語は、Longmanには次のように載っています。

very busy or full of activity: I've had a pretty hectic day at the office. (会社はかなり忙しいです。)

他には、"frantic"(ンティック)というのもあります。これは、友達のアイルランド人 (英語のネイティブ) がメールで次のように使っていました。(以下は、メールからそのままコピーしてきたものですが、彼女の書き言葉はそんなにきれいではないので、文法は気にしないで下さい。)

hi Kazuo, hope your well sorry I have not been in touch but work was very frantic this last week. (かずお、元気? 連絡しなくてごめん。今週、先週と仕事がかなり忙しかったから。)

"frantic"には、「気が狂うような」という意味があります。そういう語感を持った単語なので、それほど忙しいということです。英語上達のコツの一つにネイティブの単語や表現の使い方を真似することがあります。使い方を真似するとは、使う状況を真似するということです。だから、忙しくて連絡 (或いは何か別のことが) できなかった言い訳をする時には、すご〜く忙しかったことを強調するために"frantic"という単語を使うといいのではないかということです。"very frantic"は「ごめーん、ほんっと、めっちゃ忙しかってん〜」とか「死ぬほど忙しかった」ってな響きになるのでしょう。ビジネスレターでは使えそうにはないですが。あくまで、仲のいい友達同士でね。

そう言えば、昔、会社で働いていた時、アメリカ人からのメールで以下のような文があって、たまにそのまま使っています。

I meant to write you sooner, but didn't get around to it. もっと早くメールするつもりだったけど、手が回らなくて。

その他、イディオムでは、"be snowed under"(「雪の下に埋まる」という意味から派生して、「仕事の山に埋もれて押し潰される」ような感じ) とか"be flat out [chat]"(オーストラリア英語)などがあります。

('03 3/5)

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さあ、修士課程の授業が始まりました。今日のクラスは、「研究方法論」(Research Approaches)という科目名で、3つの専攻の混合クラスです。ほとんどはアジア系留学生で、日本人は僕だけです。半分くらいは、Graduate Diplomaの授業で一緒だった友達でした。

早速、分厚い本を2冊もらいました。まあ、去年しんどかったので、もうどんな分厚い本をもらっても、どんな課題が来ても驚きませんが。僕の隣に座っていた韓国人(男)は、これが最初の授業で、授業中に、先生に落胆した様子で、「難しすぎる。もう家に帰りたい」と漏らしていました。気持ちはすごく分かります。彼は英語を話せますし、おそらく韓国の大学では優等生だったことでしょう。そして、オーストラリアの大学院に来て、最初の授業で専門用語を並べられたら自信喪失もするでしょう。そこで、僕も人を励ましている立場ではありませんが、「こんな専門用語は、ネイティブでも知らないよ」と言うと、先生も、「そうそう、それは本当にそうよ」と彼を励ましていました。

今回は、遅れを取らないように、リーディングを頑張りたいと思っています。で、家に帰って早速、分厚い本を読み始めていましたが、ホストマザーに顔色が悪いから寝た方がいいよと言われました。まだ2ページしか読んでないんだけど・・・。そら、修士に落ちるわ。(^^; 5ページ読んだ後のために、頭痛薬を用意しておきたいと思います。

[今日の英語]

今日習った専門用語を書いても仕方ないですね。では、「専門用語」を英語で何と言うのでしょうか。

"technical terms"が一番一般的な言葉です。"technical words"でも同じです。また、論文を読んでると、よく"terminology"(ターミロジー)とか"technical terminology"という言葉が出てきます。さらに難しい言葉を知りたい方は、"jargon"(ジャーゴン)という言葉も覚えておきましょう。"jargon"は、単なる「専門用語」という訳に加えて、その分野を勉強している人とかその分野で働いている人にしか分からないような訳の分からない言葉という批判的な意味合いがあります。

僕の専攻のことを別の学部の友達に説明する時に、専門用語を使ってしまって「その単語何?」と言われたら、「あっ、気にしないで。jargonだから」と言います。こう言った方が、分からないのが相手のせいではなくて、僕が訳の分からない言葉を使ってごめんねという感じがするので、いいような気がします。代わりに「あっ、気にしないで。technical termだから」と言うと、何か「僕は、勉強してるから知ってるわけで、一般の人には分からない専門用語だから分からなくても気にする必要ないよ」と、鼻にかけたように響いたら嫌なので、こういう状況では、jargonの方を使っています。でも、これはあくまで僕がそうしているだけで、実際にネイティブがどう使い分けているのかは分かりませんので、気になったら、ネイティブに聞いてみて下さい。この"jargon"のニュアンスに似た単語に、"lingo"(リンゴゥ)という単語もあります。

[更新情報] 3/1の今日の英語に例文を入れました。

('03 3/3)

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授業はもう来週の月曜日に始まります。月、水、木が授業で、火曜日は、例の歌のレッスンがあるので、月曜から木曜まで毎日外出することになります。今回のコースはある意味プレッシャーが大きいです。再審査の要請で入学したので、「やっぱり決定を変更すべきではなかった」と思われるか、「入学させて良かった」と思わせるか、どちらかになります。

[今日の英語]

今日から始める新企画。その名も「今日の英語」。はっきり言って書き貯めておいて小出ししていくような形ではなく、現在は、全く白紙の状態です。このページで書いている日記の内容に合わせて、その時使った英語等を紹介しようというのが趣旨です。ただし、それだけだと難しいので、書くことがなければ、日記に関係無い英語も扱います。

さて、今日の英語ですが、最近、僕がよく使っていた表現です。大学などに出願して不合格したら、以下の表現を使ってみましょう。

ask for reconsideration 再審議を求める

これは、ネイティブの先生からのメールで使われていました。reconsideration (リ・コンシダレイション)は、「再考、再審、再審議」といった意味があります。以下、修士課程への再審査を手伝ってもらっていた先生からのメールの一部です。

I would like to talk with you a little more about what you should say when you ask for reconsideration. (再審査を求める際にどういったことを言わないといけないのか、もう少し話したいと思っています。)

('03 3/1)

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