英語学習法

 

発音

 発音の学習は、非常に大事です。語学の勉強で真っ先に完璧にしておくべきことだと思っています。発音ができていないと、全ての勉強において、効率が悪くなりますし、逆に発音を先に勉強しておくと、単語が覚えやすいなど多くのメリットがあると思っています。発音学習には、2通りの方法があります。

 一つは、発音記号を解説した本などをできるだけ多く読みます。買う必要はなく、図書館で発音の本や辞書の発音解説部分をコピーしまくるのです。一冊だと間違っている可能性もありますし、誤解もありますし、偏ってしまいます。複数の本を読めば、一つの発音記号につき、複数の発音の仕方の情報が得られます。発音するときの口の形の絵や写真なども非常に参考になります。それらを総合して、どういう風に口を動かして、どういう風に声を出すかを学んで下さい。最初は、できるだけ大げさに口を動かして、破裂音ではできるだけ多く息を出して練習することをお薦めします。一つ一つの単語の正しい発音ができるようになってから、少しずつリエゾンを意識しながら、発音を自然に崩していくと良いでしょう。

 もう一つは、リスニング教材などのネイティブの発音をまねることです。発音、イントネーション、微妙な "間" など、まねれるところは、全てまねて、ネイティブに限りなく近い読み方をして下さい。

 ある程度発音ができるようになったら、ネイティブにチェックしてもらうといいでしょう。もちろんある程度の長さの文章を用意し、前もって読み込んでおき、ネイティブに聞いてもらって自分の弱点の発音記号を見つけます。そしてその文章を正しい発音で繰り返し読み、発音をマスターしたと思ってもたまには取り出して読み、一生の宝としましょう。

 

単語

 初心者 (英検2級以下、TOEIC600以下) は、英文から知らない単語を拾って覚えたり、単語集を使うなどして、まず基本的な単語を覚えてしまいましょう。基礎固めなので、あまり効率的な方法はありません。辛抱してコツコツ覚えましょう。単語集を選ぶ際は、必ず発音記号と例文のついているものを選びましょう。文章があって、その中の単語を抜き出して覚えるという方式をとっている単語集は、さらに良いでしょう。

 中級者 (英検準一級、TOEIC600-730) は、単語を語源を覚えて広げていったり、単語をフレーズや文ごと覚えるようにしましょう。

 上級者は、英語のニュースや映画から覚えるといいと思います。また、単語をシソーラス (類義語辞典) で同義語や類義語もまとめて確認したり、覚えたりしましょう。

 クロスワードパズルで語彙力をつけようとしている方もいるでしょう。「かずおのクロスワードパズルのページ」を参考にして下さい。

 

熟語(イディオム)

 単語に比べて、軽視されがちなのが熟語(イディオム)です。上級者でも大学受験に出てくるイディオム以外は知らないという方も多いのではないでしょうか。一度でいいので、集中的にイディオムを覚えてみることをお薦めします。

 

文法

 基礎力のない方は、自分の気に入った文法の参考書 (高校時代に使っていた体系的な文法書等) をとりあえず一冊仕上げる (復習する) のがいいと思います。できるだけ、文法書に出てきた知らない単語なども一緒に覚えていくようにしましょう。基礎的な文法力のある方は、英語お勧め参考書で紹介しているような高レベルな文法書を読むといいでしょう。

 

スピーキング

 音読が基本になると思います。勉強する時は、常に発音記号を調べ、発音に注意しながら文章を口に出して読む癖をつけましょう。発音をしてくれる電子辞書があれば、その発音を何度か聞くことは効果的です。発音記号が読める人でも、その発音を聞くことによって、単語が耳に残りやすいので、発音記号だけを頼りに音読するのとは、記憶の定着度が違ってきます。

 教材は、簡単な構文の英文 (文単位か文章単位) を徹底的に読み込んで、英語の構文を体に染み込ませるのが上達の近道です。構文を読み込んだ後は、少し単語を変えてみて、自分の言いたいことをその状況をイメージしながらあたかもその状況で自分が言っているかのように言ってみると良いでしょう。

 日本で英語を話す環境がある人は、そこ (英会話学校など)に行く前に自分で話すことを決めておき、辞書で調べるなどして、それを話す練習をしておきます。準備なしで、ただ話しに行ってもなかなか伸びません。さらに、ネイティブから聞いた未知の単語はメモしておき、できればその時に意味の説明を求め、その意味を英語で説明してもらうと記憶に定着し易いです。また、自分で言いたいけど言えなかった単語は、メモしておくか覚えておくなりして、家に帰って和英辞典 (お薦めは「和英辞郎」) で調べるということを繰り返すと、単語力が飛躍的に伸びます。一度言えなかったことは、調べないと、次も言えません。辞書は、自然な英語でない可能性があるので、その点に関しては、後述の "Natural English" を読んで下さい。

 さらに効果的な練習として、その日に英語で話した内容を後でもう一度考えながら、そして辞書を引きながら、もう一度言ってみることです。全く同じ内容を言うのですが、冠詞や時制など、細かい文法も気にしながら完璧な文で話してみましょう。疑問があれば、メモしておいて、後でネイティブや英語のできる人に聞いてみましょう。

 

リスニング

 多く聞くことと何度も聞くことに尽きると思います。未知の英語を多く聞くことも大事ですし、一度聞いた英語を全て分かるまで繰り返し聞くことも大事だと思います。両方を並行して行う必要があると思っています。

 日本にいながら多く聞くというのは難しいですが、市販の英語教材、映画、ニュース、二カ国語放送などを録音(録画)してMDやテープに落として細切れの時間に常に耳に英語を入れるようにするとよいでしょう。

 Real Player というフリーソフトで、CNNやABCなどのニュースを始め、いろいろなジャンルの英語が無料で聞けます。ばりばりのスラング (俗語) も聞けます。家で流しっぱなしにしておくといいでしょう。

 MDにしろ、Real Playerにしろ、経験上、聞き流すだけではほとんどリスニング力は伸びませんので、一日5分でも集中して聞く時間を設けることが必要です。

 お薦めは、毎日のトップニュース (Headline) を追っていくことです。理由は、トップニュースというのは、数日間、同じトピックであることが多いからです。だから、最初は分からなくても、英字新聞を併用して、単語を調べるなどして頑張って聞いていれば、同じトピックで使われている単語はほとんど同じなので、数日後には分かるようになってきます。時間がなければ、羅針盤というホームページを利用する手もあります。もちろんトピックが変われば、また分からなくなりますが、それを繰り返すことによって、リスニングは飛躍的に伸びるでしょう。また、映画を見るのもいいでしょう。スクリプトは、リンク集を参照して下さい。

 総合的なリスニング力を目指すなら、ニュースだけとか映画だけに偏ることなく、幅広いジャンルの英語を聞いた方がいいでしょう。ESL-LABQuentin's eslがお薦めです。

 

ライティング

 まず、文法が基礎になります。特に冠詞の使い方は、冠詞の本などで集中的に勉強しましょう。それに加え、論理的な一貫性のある文章を書くためには、パラグラフライティングを身につける必要があります。

 

Academic English (TOEFL等)

 新聞やニュースに日頃から触れるといいでしょう。次のホームページは、TOEFLに役立つでしょう。

Scientific American

National Geographic Online (maps, photography, travel, more)

 

Natural English

 ある表現の英訳が知りたくて、和英辞典をひいて覚えたら、ネイティブの誰も使っていない表現だったということはよくあることです。英辞郎・和英辞郎には、普通の辞書よりはいい表現が載っていますが、一番いい方法は、辞書をできるだけたくさんひき、それらしき候補を複数選び、ネイティブにその表現を使う状況を説明して、どれが一番適しているかを訊くことです。ネイティブの友達がいない人は、コーパス (これを知らない人は、単にインターネット) でその複数の表現の候補を調べてみましょう。概して、よく使われている表現は、検索結果数が多いはずです。或いは、その表現が載っていそうな英語のホームページを検索してみることです。例えば、「完走する」という英訳が知りたければ、マラソン関係の英語のホームページを探すと見つかるでしょう。

 

スラング

まずは、標準的な英語を話せるように心がけましょう。基礎編を参考にして下さい。

 

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